グリーンスパンFRB元議長とタレント、タモリ。
この二人には興味深いことに
様々な類似点を発見することができるように思われる。
どちらもジャズの演奏家です。
グリーンスパンはジュリアード音楽院を卒業したジャズサックス奏者であり、
タモリは早稲田大学のジャズ研究会出身。
グリーンスパンは、日々市場という不確実性と向き合い、
タモリは観客という不確実性と向き合っている。
どちらも国民的スターであり(あった?)、
(※タモリのデビュー当時のキャッチフレーズは”国民のおもちゃ” )
どちらも"口先介入が得意"という印象を持たれている。
そして、どちらも、それぞれが向き合っている不確実性に対して、
熱狂を創り出すことを仕事としている。
ジャズさながらの即興性で。
しかし、グリーンスパンは、その即興性故にもしかしたら、
FRB議長には向いてなかったのかもしれない。
彼は中央銀行の総裁としては、いささか、熱狂を演出しすぎた様が
『グリーンスパンの正体‐2つのバブルを生み出した男』
に書かれている。
すなわち、利下げ不要な場面で利下げし、
「生産性の向上」という概念(このヘドニック関数による推計自体にも
問題があったようですが)
を基に"ニューエコノミー"を演出し、株式バブルが明らかになると、
そのバブルを住宅市場に振り向け・・・・といったように。。。
1950年代のFRB議長である
ウィリアム・マチェスニー・マーチン・ジュニアは、FRBの役割を
「フルーツポンチをオーダーしておいて、パーティーが盛り上がってきたところで、
それを片づけてしまう監視役の立場にある」
といっているそうです。
ところで、この役割、どこかで見たことあると思いませんか?
前のコーナーまでそこそこ盛り上がったあと、タモリンピックの時には、
既に一人しらけていて、まとめに入っている感じとか・・・
したがって、その気質においては、"Tamori FRB議長"であり、
"グリーンスパンの笑っていいとも"が最適な組み合わせだったのかもしれません。
そしてきっと、そのときの会話の始まりは
”インフレ率下げた?”(FOMC)
だし
”Did you have your hair cut? ”(笑っていいとも)
なのでしょう。
