マクドナルドの訴訟で店長の訴えが概ね受け入れられる結果となった。他の外食産業にも影響が出てくるだろう。
外食店の店長といえば、アルバイトを通じて「ファーストフードにしろ、レストランにしろ、何ともハードな職務」と認識していた。一方で、今になっても時々、「店長たち」の言葉や姿勢を思い出す。下宿していた高校時代、遠方にいる親に内緒で、休日、御茶ノ水のレストランで友達とアルバイトをした。そこでは朝からのスタッフが出勤すると、既に店長が大方の準備を済ませ、皆のためにサンドイッチを用意して笑顔で「おはよう」と号令をかけていた。一日中、誰よりも一生懸命働いていた。そのレストランでの仕事を糧にしている人たちも、「あんな店長は恐らく他にはいない」と言っていた(そのうえ、今にして思えば、かなり美男子だった気がする。関係ないが)。アルバイトをやめてしばらくしてお店を訪ねたら、店長は地方のホテルに乞われ転職したとのことだった。
このレストランに限らず、外食店の休憩時間、店長たちが教えてくれたことや話してくれたことは、少しずつだが、その後の私に影響を与えたように思う。
外食店の店長たちは、恐らく、学生や若者たちがアルバイト等で最初に接する可能性の高い社会人だと思う。店長たちの(別に店長に限ったことではないが)働く姿勢、言動は、少なからず彼らの将来に影響を与えるだろうと身をもって感じる。
訴訟の話とはそれるかもしれないが、外食店の店長とは、そういう社会的な使命ももっていることを、ご本人、そして雇用する側が認識して欲しいと思う。
話は変わるが、長年お手伝いしているクライアントの商品が、昨年からある大学の研究を支援するために使用されている。研究の結果が見えてきたとのことで、今日、研究室で桜餅をいただきながら、話を伺った。ある正確なデータを測定するためには、この商品がなくてはならなかったとのこと、研究の内容も興味深く、感慨深いものがあった。7月の学会で正式な報告があるそうだが、とても楽しみだ。大学からの帰路、和菓子屋さんの前に幟がはためいていた。「春の訪れ、桜餅」。 (Trekkie)
